ブリットレイルパス(BritRail Pass)の購入方法を紹介

イギリス鉄道のチケットは、結構高額です。特に、事前に予約購入せずに、当日にチケットを購入するとかなり高額になります。なので、あまり予定を決めずに、チケットはその都度購入して、イギリスの色んなところを旅行をしたい場合、交通費がバカになりません。

では、どうすればいいのか?

と〜げ

結論を言うと、ブリットレイル(BritRail)パスを使うのがおすすめです。

ブリットレイル(BritRail)パスとは、イギリスの鉄道を乗り放題できるパスのことです。

今回は、このブリットレイル(BritRail)パスについてや購入方法を紹介していきます。

ブリットレイル(BritRail)パスとは

イギリスの鉄道を乗り放題できるパスのことです。

有効地区の鉄道を有効期限内であればいつでも乗ることができます。なので、あまり予定を決めずに、短期間でいくつかの観光地を廻りたい!という人向けです。

では、ブリットレイルについて1つ1つ理解していきましょう。

7つの地区タイプ

ブリットレイルパスには、7つの地区タイプがあります。それぞれの地区内で鉄道が乗り放題となります。

  1. ブリットレイル パス(BritRail Pass)
    イングランド、スコットランド、ウェールズすべてで有効なパス
  2. ブリットレイル イングランド パス(BritRail England Pass)
    イングランドで有効なパス
  3. ブリットレイル サウス ウエスト パス(BritRail South West Pass)
    イングランドで南西部で有効なパス
    都市例:ロンドン、バース、オックスフォード、ウィンチェスター、プリマス
  4. ブリットレイル ロンドンプラス パス(BritRail London Plus Pass)
    ロンドンとその近郊で有効なパス
    都市例:ロンドン、オックスフォード、カンタベリー、ケンブリッジ、ソールズベリー、ブリストル、バース
  5. ブリットレイル スピリット オブ スコットランド(BritRail Spirit of Scotland)
    スコットランドで有効なパス
  6. ブリットレイル スコティッシュ ハイランズ パス(BritRail Scottish Highlands Pass)
    スコットランドの北部で有効なパス
    都市例:グラスゴー、北部の都市
  7. ブリットレイル セントラル スコットランド(BritRail Central Scotland)
    スコットランドの中心部で有効なパス
    都市例:エディンバラ、グラスゴー

コンセキュティブ(Consective)とフレキシー(Flexi)パス

先ほどの7つの地区のパスそれぞれに2つの種類のパスがあります。※一部片方しかないパスもあります。

コンセキュティブ(Consective)パス

コンセキュティブ(Consective)とは ”連続” という意味です。その名の通り、このパスの有効期間は、使用開始してから有効期間日数分を連続して数えた期間になります。

 

例えば、3日間のコンセキュティブパスを、5月11日から使用開始した場合、5月13日までの3日間が有効期間となります。3日間はあくまで、パスを使用開始してから有効な日数です。

 

2日間、3日間、4日間、8日間、15日間、22日間、1か月間のタイプがあります。

と〜げ

短期間でたくさんの観光地や都市に行きたい人向けのパスです。

フレキシー(Flexi)パス

フレキシー(Flexy)とは ”柔軟性” という意味で、コンセキュティブ(Consective)よりも自由度が高いパスです。その分料金も少し高いです。

 

例えば、1か月以内3日間のフレキシーパスは、使用開始日から1か月以内のどの日でも3日分使用できます。その3日間は連続している必要はありません。3日間は1か月でバスを使用できる日数となります。

 

2日間(1か月)、3日間(1か月)、4日間(1か月)、8日間(1か月)、15日間(2か月)のタイプがあります。

と〜げ

1か月、2か月という期間で、数カ所の観光地や都市に行きたい人向けのパスです。

払い戻しについて

パスの発行日から1年以内に返金可能です。ただし15%のキャンセル料が発生します。また、払い戻しは、完全に未使用のパスに限られます。

イギリス国内では購入不可

ブリットレイルパスは、イギリス国内では購入することができません(※M-Passというモバイルチケットは除く)。なので、旅行する前に、日本にいる内に購入することになります。

また、基本的に紙ベースのパスのため、郵送での受け取りとなります。郵送には数日間かかるため早めに購入する必要があります。

また、郵送コストとして数千円かかってしまいます。

と〜げ

紙ベースで郵送なんて、なんか面倒いですね。

ただし、イングランドで有効なブリットレイル イングランド パス(BritRail England Pass)のコンセキュティブ(Consective)パスには、M-Passというモバイルパスがあります。

モバイルパスなので、スマホでダウンロードしてすぐに使えます。郵送のコストもなしです。もちろん、イギリス国内での購入も可能です。

と〜げ

今は、ブリットレイル イングランド パスのみしかM-Passはありませんが、今後は、他のパスもモバイル化していくと思います。期待しましょう。

指定席はなし

ブリットレイルパスは、どの鉄道に乗ってもOKという乗り放題パスのため、座席の指定のないパスになります。日本でいう自由席のチケットです。

座席の指定がなくても、自由席の座席に座れることがほとんどですが、以下の場合は座席を指定しておいた方がよいでしょう。

  • ピーク時間(朝や夕方)の混む時間帯の鉄道を利用する場合
  • 週末や大型休日のときの鉄道を利用する場合
  • 隣に座りたい同伴者がいる場合

ブリットレイルパスでは、座席の指定(Seat Reservation)を、パス購入時にもできますし、あとから座席の指定をすることもできます。ちなみに、手数料はかかります。

と〜げ

人気路線に乗る予定が決まっている場合は、事前に座席の指定をしておいた方が無難でしょう!

地下鉄は使えない

ブリットレイルパスは、地下鉄では使えません。なので、ロンドンの地下鉄を使う場合は、別途オイスターカードが必要です。

地下鉄は使えませんが、ヒースロー空港からロンドンパディントン駅まで運行しているヒースローエックスプレスには使えます。

と〜げ

ヒースローエックスプレスは地下鉄よりも高額な移動なので、ヒースローエックスプレスに使えるのはありがたいですね。

ブリットレイル(BritRail)パスの料金

7つの地区タイプのパスそれぞれの、コンセキュティブ(Consective)とフレキシー(Flexi)パスの料金について紹介します。※一部片方しかないパスもあります。

また、料金は年齢によっても異なります。ここでは、28歳~59歳の場合の料金を紹介します。それ以外の年齢の人は料金が割引(15%~50%OFFほど)になるので、リンクボタンから確認してください。

ここでは、2019年8月1日を開始日と設定した場合の料金です。正確な料金を知りたい場合はリンクボタンをクリックして、開始日を入力して調べてください。

ブリットレイル パス(BritRail Pass)

※ €1ユーロ = 約124円

ブリットレイル イングランド パス(BritRail England Pass)

ブリットレイル サウス ウエスト パス(BritRail South West Pass)

ブリットレイル ロンドンプラス パス(BritRail London Plus Pass)

ブリットレイル スピリット オブ スコットランド(BritRail Spirit of Scotland)

ブリットレイル スコティッシュ ハイランズ パス(BritRail Scottish Highlands Pass)

ブリットレイル セントラル スコットランド(BritRail Central Scotland)

以下リンクから、正確な料金を確認してみましょう。

  • 料金を調べたいパスをクリックする。
  • 使用開始日と人数を入力する。大人(28歳~59歳)以外の年齢の人は、人数を選択して年齢も入力する。
  •  Check prices and availabilities  をクリックします。

と〜げ

この方法で料金をチェックできます!

ブリットレイル(BritRail)パスの購入方法

ブリットレイルパスは、いくつかのサイトで購入することができます。ここでは、Trainlineというサイトでの購入方法を紹介します。

Trainlineは、イギリス鉄道のチケットを購入するのにおすすめしたいサイトです。詳しくはこちらで紹介しています。

では、1つ1つ見ていきましょう。

まず、以下リンクからtrainlineのBritRailパス購入ページに飛びます。

7つの地区のパス

希望するパスを選択します。

ここでは、ブリットレイル イングランド パス(BritRail England Pass)を選択します。

開始日と人数

First day of use:使用開始日と、Number of travellers:旅行者の人数を選択します。

25歳~59歳の場合は、Adult:大人、それ以外はSenior/Youth/Child:シニア/ユース/子供として人数を入力します。

Senior/Youth/Child:シニア/ユース/子供の人数を選択すると、Enter age for best available discounts:(最適な割引のため年齢を入力)に年齢を入力します。すると、その年齢に合った割引料金が次のページで表示されます。

 Check prices and availabilities  をクリックします。

チケット種類と料金

料金表が表示されます。希望のパスのの種類を選択します。

  • ブリットレイル イングランド コンセキュティブ Mパス(BritRail England Consecutive M-Pass)
  • ブリットレイル イングランド コンセキュティブ(BritRail England Consecutive)
  • ブリットレイル イングランド フレキシー パス(BritRail England Flexi Pass)

 

選択したパスの概要が表示されます。良ければ、 Proceed to Checkout  をクリックします。

指定席の予約をしたい人は、『Reservations for Passholders』から予約できます。また、ヒースロー空港からロンドン中心部まで行けるヒースローエックスプレス(Heathrow Express)の座席予約もできます。

と〜げ

席がいっぱいになってしまうような人気路線に乗ろうと思っている人で、予定が決まっているなら、座席の予定をしておきましょう。

個人情報

旅行者の情報を入力していきます。入力したら『Continue』をクリックします。

パスの郵送のために、住所も入力します。入力したら『Continue』をクリックします。

Shipping Method:郵送方法は、Express Shipping:配送会社による配達となります。3~5営業日かかります。そして、配送料として€28がかかってしまいます。

『Continue』をクリックします。

と〜げ

モバイルパスのM-Passを選んだ場合は、パスの郵送がいらないので、住所の入力は必要ありません。もちろん、配送料もかかりません。

ブリットレイル イングランド コンセキュティブ(BritRail England Consecutive)パスを選ぶなら、M-Passを選んだ方が良いでしょう。

購入

パス代金:€136.4、手数料(Booking Fee):€2.4、配送手数料(Shipping Fee):€28で、合計:€164.4となります。

 Place Order をクリックして、支払いに進みます。

支払いは、クレジットカード(VISA, Mastercard)かPaypalが使えます。

入力したEメールアドレスに確認メールがきて、完了です。

座席の予約

一度、ブリットレイルパスを購入したあとに、座席の予約することは可能です。方法としては、

  • 駅の窓口で座席予約
  • オンラインで座席予約

の2通りです。

ここでは、オンラインでの座席予約について簡単に説明します。

まず、以下サイトにアクセスします。

そして、Book My Tripの『Train Reservations』を選択して、From:出発駅、To:到着駅、時間、人数を選択して検索します。

すると、該当する便が表示されます。その便を選択して座席予約をします。手数料として1,000円ほどかかります。

ブリットレイル(BritRail)パスのまとめ

  • 7つの地区タイプがある。
  • コンセキュティブ(Consective)とフレキシー(Flexi)パスがある。
  • 指定席はなし
  • 基本的に紙ベースのパスで郵送が必要になる。一部、モバイルパスもある。
  • 購入は、Trainlineからできる。

今回は、ブリットレイル(BritRail)について紹介しました。

ブリットレイルは、短期間で自由に複数都市を廻る旅行に向いています。しなしながら、しっかり事前に予定が決まっているなら、普通に事前にアドバンスチケットを購入した方が安く済む場合が多いです。

イギリス鉄道全般については、こちらの記事を読んでみてください。

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