私は,2017年〜2018年に東ヨーロッパを旅行しました.
その中で,エストニアには,計1か月ほど滞在しました.首都のタリン,ロシア国境沿いのナルヴァを旅行しました.
そこで,今回は,エストニアの観光情報についてまとめてみました.
エストニアとは
まず,エストニアという国について知っておきましょう!
基本情報
エストニアはバルト三国(リトアニア,ラトビア,エストニア)の1つで三国で最も北に位置する国で,バルト海に面しています.北にバルト海を挟んでフィンランドがあり,東にはロシアとの国境があります.
基本的な情報としてはこんな感じです.
- 面積:45,000km^2(日本の1/9)
- 人口:約134万人
- 首都:タリン
- 民族:エストニア人(69.7%),ロシア人(25.2%),ウクライナ人(1.7%),ベラルーシ人(1%),フィンランド人(0.6%)
- 言語:エストニア語(68,54%),ロシア語(29.6%)
- 宗教:国民の半数以上が無宗教.プロテスタント(ルター派),ロシア正教等
- 通貨:ユーロ
言語については,ソ連に占領されていたこともあり,ロシア語がある程度通じます.しかし,若年層ではロシア語が話せない人が増えています.
と〜げ
私の経験上,首都タリンの若者は英語が堪能です.
詳しいことはこちらの記事でエストニアについてサクッと知ることができます.
電子国家
エストニアはIT先進国で電子国家として有名な国です.電子化はとても進んでいて,役所の公的サービスの99%はオンラインで済ますことができるようです.
最近では,estcoinというエストニアの暗号通貨の発行が計画されていたりします.
日本なんかよりも,圧倒的にITに強い国です.
ビザ
エストニアはシェンゲン協定加盟国です.そのため,ポスポートのみで6か月間で合計90日以内滞在が可能で,ビザは必要ありません.
通貨と物価
2011年からユーロを導入しています.
物価は,日本とほとんど変わらないか,少し安いくらいに感じました.
エストニアの治安
エストニア全体で,危険レベルが1以上の地域はありません.非常に安全と言えます.
私は,タリン,ナルヴァを旅していて,危ないと感じることはありませんでした.危ない雰囲気のところに行かなければ大丈夫でしょう.
エストニアの観光都市
ウクライナの観光都市としては,首都のタリンTallinnが最もポピュラーだと思います.他にはタリンに継ぐ第2の都市であるタルトゥTartuがあります.
タリンは,政治・商業の中心であるのに対して,タルトゥは,エストニア最古の大学があったりと,エストニアの学問・文化の中心であると言えます.
私は,東部のロシア国境近くのナルヴァNarvaにも行きました.
エストニアへの行き方
日本からエストニアに行く直行便はありません.なので,最低一箇所は経由しなければいけません.エアトリ(旧DeNAトラベル)で検索してみましょう.
経由地のおすすめとしては,フィンランド ヘルシンキ経由です.
ヘルシンキからは,LCCを使えば,安くタリンまでフライトすることができます.また,フェリーでヘルシンキからタリンまで行くこともできます.
エストニア各都市間のアクセス
基本的には,バス,電車での移動が一般的です.以下記事を見て予約購入方法とかを参考にしてください.
エストニアの交通手段
バス,トロリーバス,トラム
ここでは,タリンの交通手段について紹介します.タリンにはバス,トロリーバス,トラムの3つがあります.
スマートカード(Smartcard ,Ühiskaart)と呼ばれる日本のSuicaみたいなカードを使います.
詳しくはこちらの記事を読んでみてください.
Uber, Taxify(配車サービス)
荷物があったりする場合は,ウーバーUberがおすすめです.
また,エストニア初のTaxifyもあります.エストニア版のウーバーみたいなものです.
エストニアの観光スポット
観光スポットの写真と簡単な説明に加えて,GoogleMap, Homepage, Wikipediaのリンクボタンを設置しています.観光前にGoogleMapのリンクからMapに場所を保存しておくことをお勧めします.
保存の仕方は以下を参考にして下さい.
参考 お気に入りの場所を保存するGoogle Map Helpタリン旧市街
エストニア タリンの旧市街は世界遺産に登録されている人気観光地です.
聖母マリア教会(Toomkirisk)
トームペアの丘にある大聖堂です.デーン人(デンマーク人の元)によって13世紀に建設されました.エストニア本土では最古の教会だそうです.上にも登れます.
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂(Aleksander Nevski katedraal)
エストニアが,帝政ロシアに組み込まれていた1894年〜1900年の間に建設された典型的なロシア復古主義のスタイルのロシア正教会の教会です.多くのエストニア人からロシア支配を想起させるものとして嫌われているそうです.
トームペア城(Toompea loss)
11世紀までにエストニア人が木造の城を建設して,13世紀にリヴォニア帯剣騎士団(騎士修道会の一つ)が占領して本格的な要塞建設を開始し、18世紀後半までの改修により,現在の外観となりました。写真の塔は,ノッポのヘルマン(Pikk Hermann)と呼ばれていて,エストニアの国旗を掲げています.
ロシア独立後は,エストニア国会の議事堂として一部使用されています(上写真).
キーク・イン・デ・キョク(Kiek in de Kök)とネイツィトルン(Neitsitorni)
城壁の一部として,2つの塔があります.
キーク・イン・デ・キョクは,15世紀末(1475年)に防御用の大砲を打てる塔として建設されました.塔には大砲を打つスペースが残っています.キーク・イン・デ・キョクはドイツ語で,「キッチンを見ろ」という意味で,かつて,この塔から近くの家々の台所を見ることができたことから名付けられたそうです.現在は博物館になっています.
キーク・イン・デ・キョクの隣には,ネイツィトルンがあります.この四角錐の塔は,乙女の塔と呼ばれるそうです.理由は,中世に売春婦の牢として使われていたからだそうです.
裏側(内部側)は,現在小さな博物館になっています.またカフェも併設しています.
聖ニコラス教会(Niguliste kirik)
海運の守護聖人ニコラスに捧げられて,13世紀に建てられた教会です.1944年にソ連の空襲で一旦破壊されました.教会の前の通りにこの教会の変遷がわかる写真が掲示されていました.
空襲前は,教会の周りに所狭しと家があったことがわかります.1944年の写真では教会の塔の一部がなんとか残っています.1952年には教会の周りには家がなくなっているのがわかります.
ラエコヤ広場(Raekoja plats)
タリンの旧市街の中心地です.広場には色鮮やかな建物や,レストラン,土産物屋が並びます.観光客も多いです.
広場には,旧市庁舎があります.バルト三国とスカンディナビア地方で最も古い市庁舎(1404年完成)です.中も見学することができて(6€),議会の間などを見ることができます.
聖オレフ教会(Oleviste kogudus)
13世紀半ばに記録に現れて,15世紀に大規模な改築がなされて,1840年に現在の形になったそうです.教会の塔は旧市街では最も高い建物です.ちなみにオレフとはこの建設に携わったと呼ばれる巨人の名前です(伝説).教会の外壁には石と化した彼の石像が横たわっています.
フリーダムスクエア(Vabaduse väljak)
旧市街の端にあります.軍事的なパレードや色々なコンサートが行われたりするそうです.写真の黄色の建物は,St. John’s Church (建設1862-67)です.右側の青い空間は,地下からショッピングモールに繋がります.このスクエアで,ソ連独立後に,エストニアの独立式典が行われました.
ヴィル門(Viru Väravad)
その名の通り,旧市街への入り口です.レストランやカフェなどが通りに並んでいます.また,人通りも結構多い場所です.
展望台(Vaateplat)
タリンの旧市街を見晴らすのにちょうど良い展望台がトームベアに2つあります.GMapで場所を確認してください.この写真はPatkuli Vaateplatvormからの眺めです.
旧市街以外の新スポット
タリンの旧市街はメジャーな観光スポットですが,旧市街以外にも面白い場所はあります.
テリスキビ・クリエイティブ・シティー(Telliskivi Creative City)
オシャレなカフェやブティックが集まっている地区です.ここは元々工場だった場所で,建物はそのまま使用していて,工場跡地の雰囲気が残っています.タリンでは若者を中心に,最もホットなスポットのようです.
多くのショップが入っているビルの中.服や雑貨の店が多いようでした.
季節のせいか,あまり活気は感じませんでしたが,人は結構いました.夏に訪れると,また違った雰囲気なんだと思います.
工場跡地をそのまま使った感が残るショップやカフェがあります.
ロッテルマン地区(Rotermann City)
Telliskivi Creative Cityのコンセプトと似ている地区で,元々工業地区だった建物を改修して,今は,ショップやオフィス,レストランなどが入るオシャレで高級感のある地区になっています.
レストランが並ぶ通り.
工場の跡地感がわかります.
近くには,大型のショッピングモールがあります.
タリン大学(Tallinn University)
Cafeで偶然,タリン大学の日本人大学院生と会い,大学をちょっと案内してもらうことになりました.
タリン大学は2005年創立の新しい大学です.基本的に文系の総合大学なのだそうです.留学生も多く,授業は基本英語で行われるそうです.ちにみに,日本人はほとんどいないです.というかアジア人自体が非常に少ないそうです.
大学の内部には,普通に入れます.
大学内には,こういうカッコいい空間があります.ここは,電源もあり,休憩スペースとして最高でした.
図書館にはカッコいい椅子もありました.
大学内には,食堂(カフェ)が3つあります.私も,食堂で昼食をとりました.
サラダと豚肉とご飯と飲み物で,6.5€くらいだったと思います.
ナルヴァ(ロシア国境沿い)
ナルヴァは,エストニアの東に位置する都市です.ロシアとの国境沿いにあります.この橋の向こう側がロシアです.
歴史的理由から,人口の95%がロシア系住民で,ロシア語が主に使われています.首都のタリンとは,全く雰囲気が違う町でした.詳しくは,以下記事を読んでみてください.
エストニアのレストラン・カフェ
レストラン
私は,レストランには行きませんでした.というお金がなかったので行けませんでした...
そこで,ホリエモン(堀江貴文氏)がエストニアに行ったときに利用したレストランを紹介します.
私が購読しているホリエモンのメルマガに書いてありました.
Restaurant Bordoo
日本の天皇陛下がここでディナーをしたそうです.メインは子牛のローストです.旧市街にあってアクセス良好です.
Rataskaevu 16
チキンとかラムとかを食べれるみたいです.ここも旧市街にあってアクセス良好です.
NOA Restaurant
タリンの郊外にある北欧創作料理のオシャレなレストランです.
カフェ
旧市街にもカフェはたくさんありますが,私はロッテルマン地区のカフェに行ってきました.ここは,各席に電源が付いていて,パソコン仕事をするにはもってこいのカフェです.
エストニア旅行の準備
海外旅行保険
必ず,保険に入りましょう.ワールドノマド 海外旅行保険 をオススメします.
- オンラインですぐに加入できる
- 海外からも加入できる
- コストパフォーマンスが高い
こちらが詳しいので,読んでみてください.
インターネット(WIfiルータ)
Wifiルータを持って行きましょう.空港受け取り,空港返却が可能です.事前に予約していけばスムーズに空港で受け取れます.
エストニアの宿泊
ホテル
商人の住居が3つ寄り添うように建てられていて,可愛らしい建物だから3人姉妹(Three Sisters)と呼ばれるようになったそうです.1362年に建設された歴史的な建物で観光名所でもあります.
現在は,ホテル として改装されていて,天皇陛下やエリザベス女王も宿泊されたことがあるそうです.
5つ星のホテルですが,割と安価な料金設定で,庶民でも手がとどきます.タリンに行った際は是非ご宿泊を!
ホステル
私は,ロッテルマン地区にあるホステルを利用しました.新しくてとても綺麗なホステルでした.ドミトリーだけではなく,シングルルームやダブルルームもあります.
普通のホテルよりも安いので,お金かけたくない人にはおすすめな宿です.
エストニアで友達を作ろう
私は,HelloTalkという言語交換学習アプリで知り合った人と実際に会って,食事をしたり観光地を案内してもらったりしました.
最後に
ここまで,読んでいただいてありがとうございました.
少しでも旅行の参考にしていただければ幸いです.何か質問があれば,私が答えられる範囲でお答えします.
エストニア関係の記事はこちらから読んでください.
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