最初にチェルノブイリを知ったのは,小学生の社会だったかと思います.それから約20年経って,チェルノブイリ原発のあったウクライナに来ています.今回は,キエフにあるチェルノブイリ博物館に行ったことについて書きます.
チェルノブイリ博物館について
チェルノブイリと聞けば,イコール,チェルノブイリ原発が頭に浮かびますが,本来チェルノブイリとは,ウクライナ北部の都市の名前です.首都キエフからは,約130km 離れています.
チェルノブイリ原発のツアーがあり,参加したいと思っていたのですが,今回は見送りました.理由は,ツアーでは防護服を着るため,夏に向いてないと聞いたからです.また,結構料金が高いからです.
ツアーには,参加しなくても,キエフ市内に,チェルノブイリ博物館があります.
場所
近くに,地下鉄の駅があるので,アクセスは良好です.
こちらが,建物の入口です,一見,ここが博物館かどうかわかりません.
開館時間,閉館日,料金の情報
音声ガイドは日本語も対応しています!やったぜ!
ちなみに,詳しい情報とかはホームページで見てください.ホームページは,日本語バージョンもあります.
[blogcard url = “http://chornobylmuseum.kiev.ua/ja/mainpage-2/”]
日本は,世界唯一の被爆国であり,福島原発の事故も経験している国です.原子力の被害という観点では,ウクライナと日本は非常に関わりが深いです.この館内にある電子機器は日本政府からの寄贈とのことです.多額の援助を行なって来た背景もあり,ホームページにも,ガイドにも日本語が対応しているのだと思います.
館内の様子
館内は,1階部分と2階部分から成ります.1階に受付があり,主な展示は2階です.
ちなみに,受付のおばちゃんは非常に無愛想で,びっくりしました.ハローと話しかけると,面倒臭そうに「10UAH」と料金だけ言われました.世界中から旅行者が訪れる場所で,かつ,ウクライナや世界にとって重要な博物館の受付がこの人で本当にいいのか?と思ってしまいました.博物館への思い入れも特になく,ただ仕事としてやっているという感じでした.
なんだかなぁ...
1階部分は,福島関係の展示が主でした.入っていきなり,ウクライナ人の白虎隊がいます.白虎隊は,悲しい儚い話なんだけどわかってるのかなぁ...
福島原発や,東日本大震災の映像が流れています.
2階部分へ行く階段には,チェルノブイリ原発事故によって立ち入ることができなくなった町の名前のプレートが吊るされています.
2階部分の写真撮影は,お金がかかってしまうようで,やめました.写真撮影が見つかると,おばちゃんが近寄って来て,お金かかるよみたいなことを言って来ます.中には,隠れて撮影している人もいました.
2階部分の様子は,ホームページのバーチャルツアーで見れます.
[blogcard url = “http://chornobylmuseum.kiev.ua/ja/virtual-tour-3/”]
個人的には,音声ガイドは絶対あった方が良いと思います.ないと,文字も読めないので,よくわからないと思います.しかも,日本語の音声ガイドのおっちゃんの声が絶妙でした.良い味出してました.50UAH(約216円)と安いですしね.
ちなみに,音声ガイドはボリュームたっぷりのため,博物館をしっかり見るなら,2時間くらいとっておいた方がよいと思います.
感想
チェルノブイリ原発事故について知る方法は,博物館に行かなくても色々あると思います.ネットで調べたり,Youtubeで映像を探したり,本を読んだりと.だから,必ずしも博物館を訪れる必要はないと思います.ただ,中々,調べよう!とは正直ならないですよね.
だから,少しでも自分の知識が深まったり,自分の新しい感情に出会うために博物館を訪れるのは良いのではと思います.キエフの中心地から近いし,料金も安いし.
[…] 必見!チェルノブイリ博物館に行ったみた […]