今から,3年前,2015年に,アイザック・ニュートンの故郷やゆかりの地を巡る旅行をしました.
アイザック・ニュートンは17世紀のイングランドの自然科学者です.
前回,イギリス グランムのキングススクール,生家,洗礼を受けた教会を訪問したことを書きました.
今回は,この天才ニュートンの故郷を巡る旅行vol.4として,ニュートンの義父が司祭を務める教会と,母家族の家に行ったことについて書いていきます.
toge
ニュートンは複雑な家系
ニュートンの実父は,ニュートンが生まれる3か月前に亡くなっています.未亡人となった実母のハナは,ニュートンが3歳のときに隣町の司祭バーナバス・スミスと再婚します.再婚後は,3人姉妹が生まれたそうです.
ニュートンが10歳のとき,義父が亡くなるまで,ニュートンはおばあちゃんに育てられたそうです.
この実母の再婚相手の司祭が務めた教会と,住んでいた家を訪ねてみました.
教会
実母の再婚相手の司祭が務めた教会は,ニュートンの生家から2.7kmほどのところにあります(GoogleMap).ノース ウィザム North Withamというところにあります.
藤原正彦もここを訪れているのですが,場所は書いていません.また,GoogleMapでも教会の名前が表示されていないので,見つけるのに苦労しました.海外の人がブログで少し触れていて,偶然わかりました.
こちらが,教会です.
いつの時代からあるのか,ただの石のような墓石が転がっています.
こちらが入り口です.
入り口に人の顔が彫ってあり,とても不気味でした.
中はなんか以外と豪華でした.
パイプオルガンもあります.
日曜日だったこともあり,現在の司祭に会いました.彼にニュートンの異父バーナバス・スミスについて聞いてみると,全く知らなかったようで,驚いていました.
このとき,教会に来ていた老婆がいて,その老婆にニュートンのことを聞いてみると,その老婆は結構詳しく,確かに,この教会はバーナバス・スミスが司祭をしていたと教えてくれました.
この老婆,他にも色々話してくれたのですが,基本何を言ってるかわからず,ほとんど理解できませんでした.
教会を後にしようとすると,この老婆から,友達の家でティーを飲まないか?と誘われたので行ってみました.
友達の家は,教会のとなりのとなりくらいにありました.この家も何百年も前に建てられたものだとか.
紅茶を一杯いただきました.無言で...
義父と実母の家
紅茶をいただいて,帰ろうとしたら,老婆がどこかへ連れてってくれるとのことで,車に乗せられました.
どこに行くのかと思っていたら,とある家の前に車を止めて,家主と話をしています,なぜか私を家の中に招いていただいて,老婆は帰ってしまいました.
家主に話を聞くと,ここが,ニュートンの義父と実母とその子供達が住んでいた家だそうです.場所は教会から数百メートルのところです.
私が老婆に実母が住んでいた家の場所を聞いていたので,老婆は連れてってくれたようです.でも,帰りどうしよう...
家主の方が非常に親切で,私を家に招き入れてくれて,紅茶を出してくれました.この物件は,ニュートンの母が住んでいたことを知って,購入したそうです.
中はリノベーションされていて,非常にきれいでした.家主のことは夫婦共々医者だそうです.
帰りに,車で町まで送ってくれました.ちなみに車はボルボでした.
纏め
- ノース ウィザムに,ニュートン実母の再婚相手司祭の教会と,住んでた家がある.
偶然の老婆との出会いで,ニュートンの実母が再婚相手と住んでいた家に行くことができました.しかし,17世紀の人が住んでいた家に今も住んでいるってやっぱ凄いですね.