この記事では、庭にタイル(敷石)を敷く方法(敷石の敷き方)について紹介します。
「庭に、タイル(敷石)を敷いて欲しい!」という実家(親)からの要望を受けて、庭にタイルを敷きました。
と〜げ
結構、きれいにタイル(敷石)が敷けていて、イイ感じじゃないですか?
私は庭にタイル(敷石)を敷くなんてこと、初めてやりました。やり方とか全くわからなかったのですが、調べたり、考えたりしながら、なんとかできました!
今回は、私のように庭にタイル(敷石)敷くのが初めて!という人に向けて、敷き方、道具や材料の準備について書いていきます。
私のように、完全初心者でも、わかるように説明させていただきます。
タイル(敷石)を敷くメリット
なんで、タイル(敷石)を庭に敷くの? 何かいいことあるの?
という、タイル(敷石)を敷くメリットについて確認しておきましょう。
見た目がイイ
タイル(敷石)がキレイに並んでいる庭を想像してみてください。
ただの土や雑草が生えている庭よりも、断然、見た目が良くて、カッコいいです。つい、庭を見てしまうことでしょう。
雑草対策
実用的な理由としては、雑草対策です。
ただの土の庭だと、雑草が生えてきて、虫が増えたりして、いいことがありません。
しかし、タイル(敷石)をキレイに敷いておけば、その部分に雑草が生えることはありません。雑草が生えなければ、虫もわきません。
洗濯物干しを置いたり、焼肉ができる
タイル(敷石)を敷くと、その上に洗濯物干しを置いたり、バーベキューができたりと、庭でできることが増えます。
庭にタイル(敷石)を敷くための準備
ではここから、本題に入っていきます。
タイル(敷石)を敷く前に、まず、準備をしましょう。
なんとなく作業を始めるのではなく、ある程度ちゃんと準備をしてから作業を始めた方がスムーズに作業できます。
掘る深さを決める
庭にタイル(敷石)を敷くということは、土の上にタイル(敷石)を置くのではなく、正確には、タイル(敷石)を表面だけ見えるように土に埋めるということです。
つまり、ある深さをまず掘る必要があります。
では、どのくらいの深さを掘ればイイのか?について考えていきましょう。
タイル(敷石)を敷く場合、土、砂、タイル(敷石)の順で構成されます。
今回は、砂の厚さを20mm~30mmで、その上に厚さ35mmのタイル(敷石)を置きます。
よって、タイル(敷石)と砂の分の35mm+20~30mm = 55~65mm の深さを掘る必要があります。
砂の厚さについては、他サイトで砂の厚さは20~60mmとすると良いと書いてました。今回は、できるだけ掘る手間をなくし、使う砂の量も少なくするため、20~30mmにしました
ちなみに,上の図の土と砂の間に、砕石(さいせき)と呼ばれる小さく砕いた石を入れると、基礎が頑丈となります。本当は、砕石を使った方がイイのですが、今回は面倒なので、砕石はナシにしました(笑)。
砕石(さいせき)を使わなくても、今のところ(完成後4か月)問題はありません。
庭の面積を測定+タイル数と砂量の決定
次に、タイル(敷石)を敷く庭の面積を測定します。そして、面積測定によって、使うタイル(敷石)数と砂の量を決めます。
私の場合、庭の面積は、(約3,000mm x 約2,400mm)でした。なので、大きさ(300mm x 300mm)のタイル(敷石)数 が80枚必要になります。
では、砂の量はどのくらい必要なのか?
必要な砂の体積は、『庭の面積(3000mm x 2400mm) x 砂の厚さ(20~30mm)』です。この体積の砂が必要になります。私は20kgの砂を14袋購入しました。
何袋買うかは、砂の種類によって変わります。砂によっては、体積が書かれているものもあります。
材料の準備
基本材料としては、2つです。タイル(敷石)と砂です。
町のホームセンターでも購入できますが、ネットで購入すると配達までしてくれるので便利です。
- タイル(敷石)・・・80枚
サイズは300mm x 300mm x 35mm です。タイルは色んな種類があるので色々検討してみてください。 - 砂・・・14袋
私が購入したものとは違いますが、ネットで安く買えるようです。
タイル(敷石)については、こちらの記事で楽天・Amazonで買えるタイルを紹介しています。良かった見てみてください。
道具の準備
必要な道具について、箇条書きで紹介します。どんなとき使うかは、あとで紹介します。
- スコップ
所定の深さまで土を掘るために使います。 - レーキ、立鎌
土を掘ったり、平にならすときに使います。
- 立鎌
土を掘ったり、平にならすときに使います。
- トンボ
土や砂を平にならすときに使います。一般家庭では、持ってない人が多いと思いますが、あるとならすのが楽になります。野球のグランド整備で使うやつみたいのです。
- 水平器
タイル(敷石)を水平に設定できているかを確認するために使います。
- 測量用杭
所定の深さを掘るときに、深さを測定するときに使います。
- ハンマー
測量用杭を打つのに使います。
- 水糸
所定の深さを掘るときに、深さを測定するときに使います。
- フック
所定の深さを掘るときに、深さを測定するときに使います。測量用の杭に付けます。
- 角材
タイル(敷石)を置く前に、砂を平にするときに使います。
タイル(敷石)の敷き方
では、いよいよ、タイル(敷石)を敷いていきましょう。プロセスを1つ1つ説明していきます。
雑草を取る
まず、タイル(敷石)を敷く場所の、雑草を取るところから始めましょう。
雑草が残っていると、タイル(敷石)を敷いた後に、タイル(敷石)間から、雑草が生えてくるので、雑草は、しっかり取りましょう。
土を所定の深さまで掘って、平(たいら)にする
今回の目標深さは、55~65mmです。
まず、スコップで、大まかに掘ります。そして、レーキや立鎌を使って細かく掘ります。
※注:写真下に見えるタイル(敷石)は元からすでに敷いてあったものです。今回はこれとつながるように敷いていきます。
ここから、さらにトンボをかけて、凹んでいるところに土を入れて踏んで固めます。このトンボと土踏みを繰り返すことで、段々と平になっていきます。
大体、見た目で平になってきたら、高さを測定しながら、全体が所定の深さ55~65mmになるように整備していきます。
購入した測量用杭を使います。
板を引っ掛けるフックを杭に付けます。
杭の間に、板を渡します。
渡した板の上に水平器を置いて、水平になるように、杭の深さを調整します。
板に水糸を合わせるようにします。
こんな感じです。
これで土の深さを測ることができます。
トンボで高さ調整 → 高さ測定 → トンボで高さ調整 → 高さ測定。
を繰り返すことで、今回の目標深さ55~65mmに近づいていきます。
疲れる作業ですが、繰り返しやると、こんな感じで平になります。
砂を撒いて、平(たいら)にする
砂を撒いて、立鎌やトンボを使って広げて、平にならします。
ならすだけでは、柔らかいので、足で踏んで固める必要があります。
このとき踏み固めないと、タイル(敷石)を敷いてから時間が経つと沈んでしまうので、しっかり踏み固めましょう。
足で固める+トンボでならすを繰り返すと、こんな感じでキレイになります。
一気に全部の砂を撒くのではなく、少し砂を撒いて、タイル(敷石)を敷くを繰り返していきます。
タイル(敷石)を敷く
いよいよ、タイル(敷石)を敷いていきます。
タイル(敷石)敷く土の上を、角材で叩いて、さらに平らにします。
そして、タイル(敷石)を敷いて、水平器で水平かどうかをチェックします。
水平じゃなかったり、グラグラする場合は、タイル(敷石)をはずして、砂を調整してください。
調整の仕方としては、砂表面を、手(軍手)でなでるようにして高さを一定にするように調整してください。砂が足りない場合は、少量の砂を手に掴んで、塩をふるように加えて、手でならしてください。
やってるうちに、感覚的になれてきて、水平になるように砂を調整するのが格段にうまくなります。
完成写真
最初に見せましたが、完成した感じはこれです。
かかった時間と費用
時間は結構掛かって、10日間ほどかかりました。ただ、雨で十分に作業できない日や休んだ日を抜かすと、1日4時間で7日間(1週間)くらいかかりました。また、費用は、ほぼタイル(敷石)と砂で、2万5000円ほどでした。
今回は以上です。
初めてのDIYでしたが、なんとか出来ました。調べたり、考えながら、やってみると、結構楽しいものでした。私のような、初心者の素人でも、キレイにタイル(敷石)を敷くことができました。よかったら、参考にしてください。
また、良さそうな書籍もあるんで、読んでみてもイイかもしれません!
[…] 庭にタイルを敷く方法(敷石の敷き方)を紹介!初ガーデニングDIY! […]
写真入りで大変参考になりました!
春から今年のGWにかけて、425 x 480cm サイズの庭を土状態からタイル状態にしようと考えていて、先ほどDIYで測量を終わらせ、さあどうしようか、という時に見させていただきました。
geemanさん, コメントありがとうございます!
私の記事を参考にしていただいて, 大変嬉しいです. タイル敷き頑張ってください!!!
何から何まですべて参考になりました!
基礎が終わり今日からタイル張りです。
ガッチャマンさん、記事を読んでいただいてありがとうございます。参考にしていただいて幸いです。