半年以上,海外のホステルに宿泊しています.
多くのホステルは,2段ベッドを採用しており,宿泊者は上段か下段のどちらかを使うことになります.たいてい下段から埋まっていくため,一般的に,上段よりも下段の方が人気があると言えます.
私も下段を好みます.
しかし,一方で,上段は上段の良さがあると感じています.
そこで,今回は,ホステルの2段ベッド上段と下段それぞれの良い点を纏めて,どちらを選択すべきかを考えてみました.
下段,上段それぞれの良い点
下段,上段それぞれの良い点を書き出してみます.
下段の良い点は,上段と比較して良いという意味なので,下段の良い点の逆は上段の悪い点とイコールということになります.逆もしかりです.
では見ていきましょう.
下段の良い点
- 登り降りの負担がない
上段だと,何か忘れたら,その都度上に登るのが面倒だったり,疲れたりします.下段だとそのストレスがありません.下段だとすぐにバッグから物を 取り出すことも可能です. - 揺れがない
2段ベッドの質が悪いと,上段に寝ていて揺れを感じて寝づらいことがあります.下段の場合は,揺れを感じることはまずないです. - 電源へのアクセス良好
ホステルによっては,1ベッドに1つの電源がない場所もあり,下段のみ,電源を使えるという場合もあります.スマホの充電がいつでもできるのは嬉しいです. - 夏は涼しい
夏場,クーラーのないホステルの場合,暖かい空気が充満している上段は地獄と化します.下段の場合は,少しはマシです.冬は逆に悪い点になる場合があります.
上段の良い点
- 洗濯物が干せる
大抵,2段ベッドの上段は安全のため,柵で囲われています.その柵の部分に,洗濯物を干すことが可能です. - プライベート感が強い
上段は高い位置にあるため,プライペード度は高くなります.覗かれることがないため,寝顔を見られづらいです.そういう意味では,周りが気にならないで寝ることができます. - 冬は暖かい
暖かい空気が充満している上段は,冬は暖かいという良い点になります.夏は逆ですが.
表のまとめ
上内容を表にすると,以下になります.
項目 | 下段 | 上段 |
登降の負担のなさ | ◯ | × |
ベッドの揺れない | ◯ | × |
電源へのアクセス | ◯ | × |
夏の快適さ | ◯ | × |
冬の快適さ | × | ◯ |
洗濯物の干しやすさ | × | ◯ |
プライベート感 | × | ◯ |
では,下段と上段どちらを選択すべきか?
この問いの答えは,その人の好みや,ホステルに依存するとなってしまいます.
これでは,面白くないので,ホステルに依存しない条件で改めて比較してみます.
ホステルに依存しない条件
以下の条件とします.
- 季節に依存しない
クーラーや暖房がしっかりと機能しており,上段と下段で温湿度差はほぼないとします. - 電源へのアクセスし易さは同じ.
各ベッドに対して一対一対応で電源が使用できるとします. - 洗濯物を干しやすさは同じ
洗濯物を干せるスペースは他に存在するとします. - ベッドの揺れはない.
ベッドの構造上しっかりしており,上段が揺れるということはないとします.
改めて比較表
上の条件を加味して,改めて比較すると,以下になります.
項目 | 下段 | 上段 |
登降の負担のなさ | ◯ | × |
プライベート感 | × | ◯ |
究極的には,
- 下段の良い点は,登る負担がないという点.
- 上段の良い点は,プライベート感が高い点.
ということになります.
下段だと,下に降りる手間がないけど,プライペート感がなくなり,上段だと,プライベード感はあるけど,下に降りる手間があるというシンプルなトレードオフになりました.
登り降りの手間がない ⇄ 高いプライベート感
上と下というそれぞれの特徴だけが残ったシンプルな関係です.
纏め
- ホステルに依存しない条件で,上段下段を比較した場合,「登り降りの手間がない」⇄「高いプライベート感」というトレードオフの関係になる.
- もし,ホステルに依存しない条件に,各ベッドにカーテンがある条件を加えた場合,下段にも高いプライベート感が生まれるので,下段の方が上段よりも良いと言える.
- ホステルの条件や,何を優先するかによって,上段・下段どちらを選択すべきかは変わる.
今回は,以上です.
今まで私は,なんとなく下段を優先してきましたが,今後は,その時々で,最適な方を選択するようにしていこうかと思います.