民泊の営業を開始して、ゲストが宿泊すると、ゲストがゴミを残していきます。使用済みティッシュ、飲み物のペットボトル、食べ終わったコンビニ弁当などがゴミ箱に捨てらるでしょう。
宿泊事業者は、このゴミをどうやって処理すればいいのか?
普通に家庭のゴミと一緒に捨てればいいんじゃない!と思う人もいるかもしれませんが(私もそうだった)、家庭ゴミと一緒に捨ててはいけません。民泊のゴミは『事業系一般廃棄物』なので、業者に委託するなどして処理しなければいけません。
今回は、民泊で出たゴミの処理について紹介します。
民泊のゴミは家庭ゴミではない
繰り返しになりますが、民泊のゴミは家庭ゴミではありません。
通常、家庭で出た『家庭ゴミ』は、決まった曜日に家の近くのゴミ収集所に置いておくと、ゴミ収集車が回収してくれます。しかし、民泊で出たゴミは、家庭ゴミと同じように捨てることはできません。
民泊の出たゴミは、『事業系一般廃棄物』に分類されます。
では、『事業系一般廃棄物』はどうやって捨てるのか?
民泊のゴミの処理方法
『事業系一般廃棄物』である民泊のゴミの処理方法は大きく3通りあります。
業者に委託する
一般廃棄物収集運搬業許可業者の許可を各自治体から受けている業者に、委託するという方法です。つまり、業者にお金を払ってゴミを持って行ってもらうということです。
ではこういった業者をどう探すのか?
「〇〇市 一般廃棄物収集運搬業許可業者」と検索すると、その市町村の許可を受けている業者一覧が載った役所のページを見つけることができます。※市町村によっては役所に記載がない場合もあります。そのときは電話で問い合わせましょう。
また、民泊を行う届出住宅の近くに、事業系一般廃棄物を回収してもらっているようなお店(飲食店とか)があれば、そこで契約している業者を教えてもらうこともできます。
私の場合は、役所に一般廃棄物収集運搬業許可業者を聞いて、地元の運送会社を教えてもらいました。この運送会社の場合、家庭ゴミで扱うようなゴミの種類はすべて収集可能で、その運送会社のゴミ袋を数百円で購入して、そのゴミ袋にゴミを入れれば回収してくれるとのことでした。
しかも、少量でもOKで、電話をかければ、来てくれるとのことでした。また、ゴミ袋も届けてくれるそうです。
と〜げ
都市部では、民泊向けの清掃サービスでゴミの回収もしてくれるものもあるみたいです。
参考サイト:民泊清掃専門のBees
処理施設に自ら持ち込む
処理施設に持ちこんで、処理手数料を支払って処理します。
私の住んでいる市にも、郊外にクリーンセンター(処理施設)なるものがありました。事業系一般廃棄物を持ち込むこともできますが、燃えないゴミに関しては扱ってないとのことでした。
処理施設によって扱っているゴミ種類も異なると思うので、確認が必要です。
その他
東京の23区では、少量のゴミであれば、「事業系有料ごみ処理券」(有料シール)を購入してそのシールをゴミ袋に貼って捨てることができるそうです。家庭ゴミと同じように、区の収集に出すことができます。
参考サイト:事業系ごみを区の収集に出す場合(目黒区)
事業系一般廃棄物の処理ルールは、各自治体によって異なります。民泊の届出住宅のある自治体ではどうかを確認しましょう。
今回は以上です!