2つのレールを外れて生きる海外フリーランスWasabiが凄い,でも彼女を目指してはいけない

こんにちは,Togeです.今,エストニアにいます.

会社を辞めて,海外旅に出てから,半年以上が経ってしまいました.高緯度による日照時間の短さのせいか,なんか不安を感じる今日この頃です.

ネットを適当に見ていると,Wasabiさんという海外フリーランスを知りました.今回は,彼女が2つのレールを外れているということ.彼女を目指してはいけないとということについて書きます.

 

海外フリーランサーWasabi

Wasabiさんは,ドイツ ライプツィヒを拠点にフリーランスとして活躍している日本人女性です.主に,翻訳やライターとして活動しています.活動の幅はこれらにとどまらず,オンラインサロンの開講や,イベントの開催など幅広いです.また,TED登壇経験者でもあります.

toge

私は,20回以上見てしまいました.「周りで反対した人は,誰1人として,海外フリーランサーの経験がなかった.だから,無視した.」というところには共感しました.

 

彼女は2つのレールを外れている

彼女は,2つのレールを外れていると言えると思います.

1つ目は,一般的に良いとされる多くの人が選択するいわゆるレール(大学→入社→結婚みたいな)を外れました.フリーランサーは,新しい生き方,働き方をしているので,フリーランサー全般は,このレールを外れた人達だと思います.

 

2つ目は,フリーランサーとして一般的なレールを外れました.

フリーランサーは今や稀有な存在ではなくなりつつあります.自然と今度は,フリーランサーとしての一般的レールが出来て来ます.例えば,有名大学を卒業して,一流企業に入社して,20代後半でフリーランサーになるみたいな.例えば,安藤美冬さんがそうです.自由で自分らしく生きるフリーランサーでさえも,レールが出来つつあると思います.

しかし,Wasabiさんは,新卒でフリーランサーを目指しました.フリーランサーになるための一般的レールからも外れたのです.

 

これは凄いことだと思います.

 

最近上場したウォンテッドリーCEOの仲暁子さんは,京都大学卒業後,ゴールドマンサックスに入社しています.TEDで彼女は,入社の理由として,周りからよく見られたいからゴールドマンサックスという大企業を選択したと語っています(仲暁子TED Youtube動画).

おそらく,彼女なら,仲暁子さんのように,皆が羨む一流企業にも入社できたと思います.そして,それからフリーランサーになることもできたと思います.ただ,そこから外れたのです.

TED内で,彼女は,海外でフリーランサーになるという夢(彼女的には欲)のために,彼女はすぐ行きたかったから,就職しなかったと発言しています.

2つのレールを外れた点が彼女が,他のフリーランサーと一線を画すところだと思います.

 

彼女を目指してはいけない

フリーランサーが注目されると,フリーランサーになりたいと思う人が増えると思います.そして,フリーランサー志望者は,フリーランサーの成功者に憧れて,その成功モデルのようにならなければいけないと思うようになります.

そして,フリーランサーとしてのレールの上を生きようとします.それは,まるで,就活生が人気企業を目指すのと同じです.一般的に良しとされるレールを外れて,フリーランサーとして,自由に自分らしく生きるはずなのに,また,レールに乗ろうとしてしまいます.

Wasabiさんは,そのフリーランサーのレールから,外れた人です.

ただし,Wasabiさんに憧れた海外フリーランサー志望は,Wasabiさんというレールの上を生きようとすると思います.そして,そのレールの上を生きなければいけないと思い込み,なんか辛くなる人もいると思います.

 

実は,私が少しそうです.

私は海外フリーランサー志望かどうかはさておき,Wasabiさんを知って,TEDの動画をダウンロードして移動の時に何度も聞いたり,ブログやYoutube見るうちに,この人凄いなという思いから,だんだん,こうならないといけないみたいな感情になって,自分と彼女を比べて,彼女の高い能力や,行動力,キレイな容姿や,イケてる雰囲気,はっきりと自分の意見を言う様を見て,圧倒的な劣等感感じて,なんか少し辛くなりました.

せっかく,会社というレールを外れて,瞬間瞬間を,自分のやりたいことで埋めようと思っていたのに,また,新たな正解レールを自分で作って,そのレールの上を生きなければいけないと思い込み,そのレールの上を生きるのが難しいと感じて,辛くなっていました.(その期間は2日程度と短かったのですが.)

だから,彼女を目指してはいけない,というか彼女に限らず,誰かを目指して(比較して)良いことはあまりないのではと思います.

 

ここで,勘違いしてはいけないのは,誰かに憧れてこうなりたい!とか,やり方を模倣することは,モチベーションが上がったり,勉強になることも多いので,良いことだと思います.私が言いたいのは,こうならないといけないんだと思い込み,辛くなってしまったら,生きづらいと思っているのに会社に勤めている人と同じだとということです.

 

最後に

結局何が言いたかったか,よくわからない文章になってしまいましたが,どんな新しいことも,それがメジャーになるに連れて,それに憧れる人が増えて,その人達によって新たな既存のレールが作られるということです.そして,そのレールに乗らなければならないと思い込み,辛くなる人がいるということです.

 

今回は,旅の情報ではなく,私が最近思うことについて書きました.今後は,こういう雑記,日記みたいなことも書いていこう思います.よければ読んだ感想をコメントしていただけるとありがたいです.掲示板の方に書き込んでもらってもよいです.

 

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