皆さまは,仮想通貨 KIN(キン)って知ってますか?メッセージアプリkik(キック)が運営しているトークンです.
今回は,KINトークンについて調べてみたことを簡単に纏めてみました.
kikとは?
引用:kikホームページより(リンク:https://www.kik.com/)
KINトークンを発行したのは,kik(キック)というカナダの会社です.メッセージアプリkikを運営している会社です.
メッセージアプリは,WhatsUpやLINEのような感じですね.
ただし,WhatsUpと比べると,シェアは低いです.GooglePlayでダウンロード数を調べると,WhatsUpが10億~50億DLに対して,kikは1億~5億DLと1/10程度です.
「message app ranking」とググると,kikはトップ10に入りません,13位というサイトを1つ見つけましたが.とにかく,世界的に使われる有名メッセンジャーアプリではありません.
kikのホワイトペーパーによると,米国で主に若年層を中心に使われているメッセージアプリだそうです.
Kik はティーンとヤングアダルトを対象 とするチャットアプリとして市場でユニ ークな位置にあります。毎月のアクティ ブなユーザー数が 1500 万人を超える Kik のアクティブなユーザーベースの 57%は 13 歳から 24 歳までの年齢層で 構成されています。Kik のユーザーの約 64%は米国に在住しています。
kin ホワイトペーパーより引用
- kikはメッセージアプリ.
- 世界的に有名(WhatsUpのような)なアプリではない.
- 米国の若年層が主に使用している.
kikのビジョン
一言でいうと,「分散型デジタルサービスエコシステム」を目指しております.
このエコシステムとは何か?という話ですが,私は,正直完全には理解できませんでした.なんとなく説明します.
現状のデジタルサービスは,いくつかの大企業によって提供されています.そして,そのデジタルサービスの収益は広告に大きく依存し,消費者データをマーケティング会社に販売し,大企業は優位な地位にあります.
これら企業は,小さな競争相手に強い圧力をかけ,サービスを無料で提供するように圧迫します.
その結果,大企業は絶対的地位を享受し,少数の者が富と権力を得ている状態です.
しかし,消費者はプライバシー(消費者の意向データ)を損ない,かつ,自由なサービス選択をする機会を奪われています.
kikは,大衆向けの広告表示や消費者データの販売を行うのではなく,非集中型組織モデルを採用 することに決めました.
それがkikが目指す「分散型デジタルサービスエコシステム」です.
このシステム内では,デベロッパー.クリエーター,消費者との間の直接的な経済関係を育成し,参加者間でバリューとガバナンスが共有されます.
...と長々書きましたが,いまいちピンと来ない.
とにかくまあ,今のデジタルサービスは,少数の大企業のみが提供しています.その状態は不健全で,大企業は儲かるために,消費者の意思をコントロールする製品を開発する傾向があります.結果として,小さい企業は参入できずに,消費者の選択は狭まるみたいな...これを脱却するために,管理者のいない分散型のエコなシステムを通して,デジタルサービスが存在するようにしたい.
というな感じかと思います.大企業批判の部分が理解できませんが,とにかく,非中央集権的な環境でデジタルサービスを存在させたいのかと思います.
そして,この部分にブロックチェーンの技術を適用したいということです.
- 現状,少ない大企業がデジタルサービスを提供し,富を独占しているという非エコな状態.
- デベロッパー.クリエーター,消費者との間でバリューとガバナンスを共有できる分散型の環境を目指す.
- それが「分散型デジタルサービスエコシステム」
Kinとは
KINは,kikが発行しているトークンです..
KinをKikのメッセージアプリに統合して,Kikの分散型デジタルサービスエコシステム内のコインとして,使用できるようにしようとしてます.
将来的には,ユーザーは,キュレーション,コンテンツクリエーション,コマースを通じて Kik デジタルコミュ ニティの他のメンバーに価値を提供することで Kin を獲得できるようになります.
この際に,良質なコンテンツを提供したユーザーにKinが報酬として与えられる”Kinリワーズエンジン(Kin Rewards Engine)”という仕組みがあります.Steemitや最近話題のAlisと似た感じです.
その他にも,ピザのデリバリーの支払いに使えたり,チップとして使えたりもするようです.
Kinが,どう何に使われるかは,確定ではなく,今後,どんどん追加,変更されていくのではと推測します.
購入方法
現在は,既に,ICOは終了しているため,取引所でゲットしましょう.
私は,Mercatox で購入しました.
Mercatoxの登録方法,使い方は過去記事を参照ください.今の所本人確認は必須ではないので,5分で登録して,すぐに取引可能です.
KINの将来性
実際にKINをkik内で,使用可能となれば,ユーザーは既にいるので,kik内で使われ始めると思います.
ただし,最近の情報では,EtheriumのブロックチェーンからStellerのものに変更するかもという発表がありプロダクトの方向性が固まっていない印象があります.
大きな取引所に上場もされてないこともあり,価格はまだまだ安いです.投資的には購入するには良いタイミングかもしれません.
↓ メッチャKINを押している人がYoutubeにちらほら.
最後に
今(2018.1.5時点)はまだ安いから買ってみても良いかもしれません.
過去のKin関連の記事.
Kinについて,「お金2.0」で触れられています.
Amazon.co.jp経済学の売れ筋ランキング1位です.
ちなみに、今ちまたで流行っている「お金2.0」でも取り上げられていますよん!この本から上がってましたね。 pic.twitter.com/b7zDmwPW6T
— バナト (@BanAj0) 2018年1月2日
[…] Mercatoxに上場しているいくつかのコインについて調べています.良ければ参照ください.Kin ,LOC ,Steep […]