楽天カードで海外キャッシングする際はご注意を!

海外旅行の際は,基本クレジットカードを使用します.でも,国や場所によっては,現金が必要になることもあるので,現金をおろせるようにはしておいた方がイイです.

私は,「楽天カードでキャッシング」をすることにしました.しかし,ネットを見ると楽天カードの海外キャッシングにはご注意!的な記事が結構多いです.

今回は,楽天カードで海外キャッシングする際の注意点とその対策について書きます.

最新情報

今回紹介する注意点は,2017年11月1日から改善されています.

こちらの記事をご覧ください.

キャッシングとは

キャッシングとは,クレジットカードでお金を借りることです.

キャッシングする際は,ATMにクレジットカードを挿入してお金を借ります.感覚的には,銀行のキャッシュカードでお金を卸すのと同じですが,キャッシングの場合はお金を借りているという点が違います.

お金を借りるので,キャッシングは利息が発生します.

楽天カードで海外キャッシングする際の注意点

楽天カードで海外でキャッシングをすると支払いがリボ払いになってしまいます.これについては,楽天カードのサイトにも書いてあります.

参考 海外キャッシング楽天カード

 

なぜ,注意が必要なのか?

一言でいうと,リボ払いはお金がかかるというです.

リボ払いは毎月一定額を返済するので,一括で返済するよりも,長くお金を借りることになり,利息が増えてお金がかかるということです.

どのくらい一括払いとリボ払いで払うお金を比較してみましょう.

一括払い vs.リボ払い

例として,10万円をキャッシング,貸付利率18%(楽天の利率),借入日から30日ごとに返済した場合を考えてみます.

利息の計算については以下過去記事を参照されたいです.

[blogcard url =”https://toge510.com/2017/05/15/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0-%E5%88%A9%E6%81%AF%E3%81%AE%E8%A8%88%E7%AE%97%E3%82%92%E7%90%86%E8%A7%A3/”]

 

一括払いの場合

利息 =10万円 × 18% × 30日 / 365日 = 1479円

支払い総額 = 元金 + 利息 = 10万円 + 1479円 = 101479円

10万円借りて,10万1479円を支払ったことになります.

 

リボ払いの場合

月々の返済金額はデフォルトだと,最低金額の3000円に設定してあります(楽天カードの場合).今回も3000円として計算します.

→ [返済:1回目] 借入日から30日後(最初の月)

利息 =10万円 × 18% × 30日 / 365日 = 1479円

支払い金額 [返済:1回目] = 月々の返済金額 + 利息 = 3000円 + 1479円 = 4479円

支払い残高 = 10万円3000円 = 97000円

→ [返済:2回目] 借入日から60日後(次の月)

利息 =97000円 × 18% × 30日 / 365日 = 1435円

支払い金額 [返済:2回目] = 月々の返済金額 + 利息 = 3000円 + 1435円 = 4435円

支払い残高 =97000円 ー 3000円 = 94000円

→ [返済:3回目] 借入日から90日後(次の次の月)

利息 =94000円 × 18% × 30日 / 365日 = 1390円

支払い金額 [返済:3回目] = 月々の返済金額 + 利息 = 3000円 + 1390円 = 4390円

支払い残高 =94000円 ー 3000円 = 91000円

このような計算を続けると,

→ [返済:33回目] 借入日から990日後((次の×32)月)

利息 =4000円 × 18% × 30日 / 365日 = 59円

支払い金額 [返済:33回目] = 月々の返済金額 + 利息 = 3000円 + 59円 = 3059円

支払い残高 =4000円 ー 3000円 = 1000円

→ [返済:34回目] 借入日から1020日後((次の×33)月)

利息 =1000円 × 18% × 30日 / 365日 = 14円

支払い金額 [返済:34回目] = 月々の返済金額 + 利息 = 1000円+ 14円 = 1014円

支払い残高 =1000円 ー 1000円 = 0円

返済から34回目,借入日から1020日後にようやく残金が0になり,返済終了となります.

利息の合計金額は,25386円です.

10万円借りて,12万5386円を支払ったことになります.

ちなみにこの計算は返済シミュレーションを使うと便利です.

[blogcard url = “https://www.rakuten-card.co.jp/repayment/simulation/input.xhtml”]

 

一括払い vs. リボ払い の結果

・一括払い → 支払い総額:10万1479円

・リボ払い → 支払い総額:12万5386円

楽天カードの月々の支払い額を最低の3000円に設定した場合,リボ払いにすると,一括払いと比較して,2万3907円多く支払う必要があることになります.この結果で楽天カードで海外キャッシングする恐ろしさがわかったかと思います.

対策は?

ではリボ払いから一括払いに変更すればよいのですが,残念ながら一括払いはできないそうです.

そこで,リボ払いの月々の支払い額を,キャッシング枠よりも大きくすること実質的に一括払いにするように変更します.

変更は,楽天e-NAVIで行います.「支払額の調整」の「リボお支払いコースの変更」を選択します.

「現在のリボお支払いコース」の金額が,月々の支払い金額のことです.ここはデフォルトだと3000円になっています.

「変更後のリボお支払いコース」にキャッシング利用可能枠よりも多い金額を入力して変更すればOKです.最大999000円まで設定可能なので,999000円に変更すればよいです.

ちなみに,キャッシングのご利用可能額も楽天e-NAVIの「ご利用明細」の「ご利用可能額」で確認できます.

まとめ

・楽天カードで海外でキャッシングすると,返済がリボ払いになりお金がかかる.

・対策として,リボお支払いコースの金額を999000円に設定する.

今回,改めてリボ払いの恐さを知りました.楽天カードはリボにすると,ポイントがもらえるキャンペーンをよくやってるみたいなので,注意しましょう.

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